NTTドコモは24日、他社の携帯電話からドコモの携帯電話へかけた場合に徴収する回線使用料(接続料)を引き下げると発表した。同じ区域内同士の通話の場合、2009年度には1分当たり8.1円だったのを、10年4月にさかのぼって35.6%値下げし5.2円に、区域をまたぐ場合は9.4円を32.7%下げ、6.3円にする。値下げ幅は過去最大。
10年3月に総務省が公表したガイドラインに従い、接続料の算定から営業費を除外したことが要因。回線網の設置・維持費用の減少や、利用者の増加も寄与した。ドコモの古川浩司企画調整室長は「接続料引き下げが利用者向け料金の値下げと連動するわけではないが、今後も利用料金の低廉化に努力したい」としている。