日本たばこ産業(JT)は12日、東日本大震災で打撃を受けた出荷体制の早期正常化を図るため、たばこ商品96銘柄のうち23銘柄を廃止すると発表した。取扱商品を大胆に絞り込み、8月上旬までに平常時に近い生産量を確保する。
廃止するのは、販売数量が少ない「キャスター」「チェリー」「マイルドセブン・FK」「サムタイム・ライト」など。
同社は北関東工場(宇都宮市)と郡山工場(福島県郡山市)が被災し、3月30日から4月10日まで全面出荷停止に追い込まれた。このため、4月の国内たばこ販売数量は前年同月比81.1%の大幅減だった。