現在キリンビバレッジのCM『午後の紅茶』をはじめCM6本、主演映画『百万円と苦虫女』も公開中と、旬な女優として注目度を高めている蒼井優がこのほど、ウェブサイト『ORICON STYLE』のインタビューに登場。「共感されないヒロインがいてもいい」と独自の女優論を告白した。
蒼井は、韓国映画『殺人の追憶』などで日本にも多くのファンを持つポン・ジュノ監督が手がけた3部作映画『TOKYO!』の中の1作『シェイキング東京』でヒロインを演じる。引きこもりの男(香川照之)が、ある日ピザ屋の配達員(蒼井)に一目惚れするという一風変わったラブストーリーだ。
劇中、10年間たった1人で自宅に引きこもり続けた男に対して、その根底を揺るがすほどの衝撃を与える役を演じた蒼井は「彼女の行動や言葉のすべてを誰にも理解されたくないと思った」と意外なヒロイン像を明かし、さらに「観ている側から共感されないヒロインがいてもいいのかなと思ったんです。ある意味、今回の役は自分にとっての挑戦でもあるんです」と持論を展開し、本作に込めた女優としての意気込みを語っている。