予想以上の"難敵"だ。広島の新本拠地マツダスタジアムでのデーゲーム時間帯に、左翼線から左中間の守備で強烈な日差しが目に入り、外野フライが完全に見えなくなる可能性があることが3月31日、分かった。午後の日差しの中での特守では落球する選手もおり、全体練習後には外野手8選手が居残りで守備練習を敢行。選手はサングラスを発注するなどデーゲームへ緊急対策を講じ始めた。
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珍しい光景が繰り広げられた。赤松は落球し、天谷は目測を誤る。嶋、緒方も体勢を崩しながら捕球嶋、緒方も体勢を崩しながら捕球した。午後2時半から約20分、左翼で行われた特守で外野陣が思わぬ"敵"に苦しめられた。
原因は日差し。新球場は中堅から本塁が北東から南西の向きで、太陽が南に昇る午後23時は、左翼手の真正面から日差しが照りつけた。
天谷は「とにかく見えない。打球がパッと消える」と戸惑いを隠せない。赤松も「完ぺきに見えない。打球が上がって上を向くと太陽しか見えない」とお手上げ。ノックを打った永田外野守備走塁コーチは「"太陽安打"が増えるんじゃないか」と