「貧乳」と聞いて、あなたはどんなことを思いますか?
特に女性にとっては良いイメージはないことでしょうね。しかし、日本人はいつから貧乳に対してコンプレックスを抱くようになったのでしょうか?
古来、日本の文化では、女性の乳房は大き過ぎない方が良いとされていました。これは乳房が大き過ぎると、伝統的な衣服である和服を着用する際にずんぐりとした体に見、粋な美しさがなくなると考えられたためです。
洋服文化が広がった1960年代くらいまでは大きな乳房は「無駄に扇情的」といわれ、まだコンプレックスの対象になる事が多かったようです。
1970年代頃からは、栄養状態の改善の影響で乳房の大きい女性が増えたこともあり、大きな乳房がコンプレックスになることは少なくなり、逆に貧乳に対してコンプレックスを抱くケースが出てきたようです。
乳房に限らず、理想の体型は時代とともに変わっていくんですね。