JR九州は、九州を一周する豪華な観光寝台列車の運行を2013年春にも始める。
観光地を巡りながら車内などで2〜3泊する列車で、博多駅発着が有力だ。年間を通じて定期的に走らせる。
30日、福岡市内で開かれた九州新幹線鹿児島ルートの全線開通記念シンポジウムで唐池恒二社長が明らかにした。6〜7両の新型車両を1編成つくって投入する。寝室は1両当たり3〜5部屋、定員は全体で30〜40人程度になる見通し。2泊3日の場合、費用は1人15万〜20万円程度を想定している。宿泊は車内のほか、沿線の旅館、ホテルなどの利用を検討している。
有名観光地の最寄り駅などで停車するとみられ、桜や紅葉など季節によって変えるという。