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紳助ニヤッ…吉本への反乱?

 「ぶざまな、最低の終わり方ですよ」−。自虐的な言葉で、タレント人生を締めくくった紳助。その言葉の裏には、気がつくと“孤立無援”の立場に立たされていた無念さも込められていたのか。引退会見では吉本への当てつけとも思える心情を吐露する場面もあった。

 23日午後10時。紳助の引退会見が行われた東京・新宿の吉本興業本社では、用意した約300人収容の会場ではマスコミが入りきれず、モニタールームで約100人が見届ける慌ただしさだった。

 「紳助は、『行列のできる法律相談所』の司会などで関わりが深い日本テレビの『24時間テレビ』が終わった日に、吉本幹部から呼び出された。局に迷惑がかからないギリギリのタイミングだった」(民放関係者)

 紳助自身も週刊誌などに書き立てられる前に、自らの口で引退と引き換えに“真相”を語りたかったようだ。

 紳助は暴力団関係者との交際について「この十数年で5回ほどしか会ってない。芸能界のルールとしてセーフだと思っていた」と繰り返し強調した。

 ただ、会見を見届けた芸能関係者の中には、「かなり言いたいことを押し殺しているような苦渋の表情だった」と見る向きもある。紳助が思わず本音を口走った場面があった。

 「この程度のことで引退しなくてはいけないんです」「芸能界のルールが間違っている。間違っていることに気づかなかった私が悪い」

 プロダクション関係者が言う。

 「紳助は謝りながらも、世話になった裏稼業の人物への忠誠を誓う口ぶりだった。ここ数年、コンプライアンス重視を貫く吉本の中では、浮いた存在だった、という指摘もある。マンザイブームの立役者であり、功労者の自分を結果的に引退に追い込んだ吉本への“当てつけ”の意味を込めた引退なのでは?」

 経営問題に詳しい経済評論家はこう明かす。

 「吉本は、この2〜3年で“創業家一族”と現経営陣のお家騒動に決着をつけ、自由な経営ができるようにMBO(経営陣による企業買収)で非上場化を果たした。これを機に“黒い疑惑”を徹底排除する姿勢だ。かつて興行の世界と裏社会の関係は切っても切れない時代があったのは事実だが、いまは紳助のように“この程度”が通用しないんです」

 形としては引退だが、吉本側は事実上の解雇を言い渡したに等しいようだ。在阪の放送作家は、「横山やすしさんの引退と重なって見えた」とポツリ。こう続ける。

 「やっさんもトラブルを繰り返し、最後は“芸”と“社会常識”と狭間で当時の吉本幹部が苦渋の思いでクビを切った。

紳助も2004年の女性マネジャーとのトラブルや、後輩芸人への恫喝など、謹慎・反省を繰り返し、吉本のトップもかばいきれなくなったのではないか」

 紳助は漫才を始めたころから“心の師”と仰ぐ、上岡龍太郎(69)の引退にも自分を重ね合わせた。

 「ぶざまな、最低の終わり方ですよ。でも最後に美学を通させてほしい」「敬愛する上岡龍太郎さんが引退されたのが55歳…」

 最近、武田鉄矢(62)から学んだ言葉も口にした。「てっぺん登ったら、ゆっくり降りなアカン。その言葉を胸に下山しようと思ったけど、あまりにも崖で。それも僕らしいかな。てっぺんに半年間登ったんで。親友の(明石家)さんまが確認してくれました」

 この日、“紳助引退”のニュース速報はNHKでも流れた。記者会見場では、「これで紳助と同じ京都出身の前原誠司前外相の出馬ニュースがかすんでしまった」という、ささやきが漏れた。

 会見場の去り際、紳助の口元が一瞬ニヤっとしたようにも見えた。
by cpu-700mhz | 2011-08-24 22:00
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