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ケ・セラセラ なるようになる~

汗をかいた時に水を飲むのは危険

女性の大敵むくみ。むくみには様々な原因が考えられています。そして、気候にもかなり影響を受けているのをご存知でしょうか?
「気を付けて!梅雨になると出てくる“怖い体の不調”4つ」でもご紹介しましたが、梅雨のこの時期はむくみます。しかし、残念なことにこれからの時期、暑くなって汗のかきやすい夏にもむくむ原因が潜んでいるのです。
今回は、汗をかいたときの水分摂取のしかたによってむくみを引き起こす、という体のしくみについてご紹介します。

■最初はナトリウムだらけの塩辛い汗が出てくる
みなさんはそもそも、汗の成分をご存知でしょうか? ほとんどが水分で、残りの成分のうちの約0.65%が塩化ナトリウムです。つまり、汗をかくだけでナトリウムも減少します。
さらに、運動したり、夏暑くなって汗の量が増加すると、この塩化ナトリウムの濃度も0.9%に上がると言われています。
本来、汗は出る直前に“導管という場所でミネラルを再吸収”し、ナトリウムが出すぎないようになっています。しかし、急な汗だと再吸収が間に合わず、ミネラルがどんどん出ていってしまうのです。

■次に尿が減って過剰に水分がたまっていく
実は汗は、血液から作られています。なので、汗をかくことで血液中のナトリウムが減ってしまうことになります。ナトリウムは、血液の浸透圧を調整するのに体に必要なもの。
よって、減ってしまうと生命の危機となるため、尿でナトリウムが出ないように腎臓で調整されて、逆に体にどんどん残されていくことになります。
また、体に必要なのはナトリウムだけではありません。水分も体温調整のために、生命の維持に必要なものなので、水分の優先順位は尿より汗の方が高くなります。
そのため、体内の水分が足りなくなってくると尿量が減らされて、汗用の水分がストックされはじめます。そしてこの水分が過剰に溜まり始めると、むくみの原因になってしまいます。

■ナトリウム不足のまま水分が増えるとむくみ&低ナトリウム血症に
低ナトリウム血症とは、体内のナトリウムが減りつつあるのに、ナトリウムの摂取ではなく、水のみ摂取が増えたことで、血液中の塩分濃度が薄まってしまうものです。
まさに、この現象がおこるのは、夏に汗が大量に出ているのに、水のみ摂った時。
また米国の医学雑誌『New England Journal of Medicine』でも、これについて面白い調査がのっています。
掲載されていた記事によると、マラソン前に大量の水分を摂取した人の13%に“低ナトリウム血症”が起きていたそうです。
低ナトリウム血症だと、水は細胞外から細胞内に流れるので、その結果細胞内浮腫になってしまいます。

これから汗をかきやすい時期になってきます。大量の汗をかいてしまう前に、ナトリウムと一緒に水分を摂るように心がけるとバランスが取れやすいです。
by cpu-700mhz | 2012-07-02 15:00
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