女王様キャラで人気のお笑いタレント、にしおかすみこの初めてのエッセイ本『化けの皮』が18日(月)に発売された。自身の恋愛にまつわるエピソードから家族のことまで、愛と笑いが詰め込まれた一冊。女王様とは違った一面を活字でみせた彼女に対し、テリー伊藤は「コイツ案外かわいいやつ」とエールを送っている。特別付録として官能小説の大家・団鬼六氏とのSM対談が収録されている点も話題。
おとなしい性格だった子供時代にすでにタレントとしてデビューしていたにしおか。そんな過去を持つにしおかが、お笑い芸人としてブレイクするまでの道のりを彼女なりの素直な文体で書いた意欲作。知れば知るほど、読めば読むほど、女王様キャラとは程遠い、彼女の"いい一面"を感じることができる。「いい人」は、芸人に対してはほめ言葉にはならないかもしれないが、このギャップこそが見どころの一冊だ。それを踏まえて"化けの皮"というタイトルは秀逸。