東京・千代田区のJR秋葉原駅近くで8日、7人が死亡、10人がケガをした通り魔事件で、死亡した人の中には刺し傷が肺まで達している人がいるなど、逮捕された男が強い殺意を持って犯行に及んでいたとみられることがわかった。
この事件は8日午後0時半ごろ、千代田区外神田の路上で2トントラックが交差点に突っ込んで歩行者数人をはね、さらにトラックを降りた男が持っていたサバイバルナイフで次々と歩行者を刺したもので、職業不詳・加藤智大容疑者(25)が殺人未遂の現行犯で逮捕された。
川口隆裕さん(19)ら7人が死亡、10人が重軽傷を負ったが、その後の調べで、死亡した人の中には、刺された場所が背中1か所で、刺し傷が肺まで達している人がいることがわかった。
一方、携帯電話の書き込みサイトに「秋葉原で人を殺します。車で突っ込んで、車が使えなくなったらナイフを使います」などと今回の事件と酷似した内容の書き込みがあったことがわかり、警視庁は加藤容疑者が書いたものか調べを進めている。