国民生活センターは20日、蛇口などに取り付けると水道水に含まれる有害物質が取り除けるなどとうたった「磁気活水器」について、実際には全く効果がない商品があると発表した。
国民生活センターによると、磁気活水器に関する苦情は過去5年間で4650件に上り、性能に関する苦情も多く寄せられている。商品の中には「塩素やトリハロメタンなどの有害物質を軽減できる」などとうたっているものも多いことから、国民生活センターが6商品の効果をテストしたところ、取り付け前後で有害物質の数値に変化はなく、除去の効果はなかったという。
国民生活センターは、景品表示法に違反している可能性もあるとして、公正取引委員会に排除命令などの措置を求めた。