首都大地震、その時トイレは!?首都直下型の地震が発生した場合、避難した人や都心から歩いて帰宅する人が避難所のトイレや公衆トイレに殺到し、東京・世田谷区の国道246号沿いでは、最長で17時間トイレに行けない人が出る可能性があることが、政府の中央防災会議の初めての試算でわかった。 これまでの震災で、水や食料以上に深刻な問題になったのがトイレの不足で、中央防災会議は東京23区内の公衆トイレや小学校など、避難所になる所のトイレすべての数を初めて集計、これにコンビニエンスストアのトイレ数の推計を加え、避難所に滞在する人や都心から歩いて帰宅を目指す人が利用する場合、どの程度不足するか、初の試算を行った。 避難所となる学校のトイレは、児童・生徒が使用することから、避難民や歩いて帰宅中の人に開放されないと想定すると、地震発生からの6時間で23区すべてでトイレが不足し、半数のトイレが避難民らに開放された場合でも、12の区で不足することがわかった。世田谷区全体ではトイレの数が足りると予測されるものの、国道246号沿いに限ると、都心から横浜方面へ歩いて帰宅する大量の人が殺到するため、利用者に対し、トイレの数が足りない状態が17時間も続くことがわかった。さらに、地震発生から24時間以内に、11の区でトイレットペーパーの備蓄が尽きると想定されるという。 中央防災会議では、自宅まで20キロ以上離れた場所で被災した場合は、1日から数日、会社などにとどまることを勧め、歩いて帰宅する場合には、個人的に携帯トイレを用意するしか、危機を乗り越える方法はないとしている。
by cpu-700mhz
| 2008-10-29 13:29
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