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ケ・セラセラ なるようになる~

面白かったのに…

お気に入りの深夜番組が、ついにゴールデンに進出! …めでたい話のようですが、素直に喜ぶ気にはなれません。だって、ゴールデンに移った途端に面白くなくなって、たったの2クールで打ち切り…よくある話です。「深夜のままだったら、終わらずに済んだのに…」と、あまりにも無念な番組も今まで沢山ありまし た。そんな悲しい番組たちを、ご紹介します。

不況の影響でスポンサー離れが進み、番組制作の予算も大幅削減を余儀なくされている昨今、「視聴率がとれない」「制作費が掛かりすぎる」などの番組は、たとえ長年続いた長寿番組であっても打ち切られているようです。もちろんそれはゴールデンに限らず、深夜番組も同じこと。人気のない番組は容赦なく打ち切ら れます。しかしその反対に、人気があるために深夜からゴールデンへと昇格する番組もあります。毎回楽しみにしていた番組が終了してしまうのは残念ですが、 だからといってゴールデン進出となると複雑な気分。筆者、個人的には「ゴールデン進出!」の言葉を耳にした時点で「裏切りもの!」と思ってしまうのです が…みなさんは如何でしょうか? そんなわけで、深夜枠からゴールデン/プライム枠に移行した番組をご紹介します。

【ゴールデンに移って、すでに終了した番組たち】


・『ザ・チーター』 (ゴールデン放送期間:約4ヶ月)
2005年10月にスタート。2006年4月にゴールデンに進出。ゴールデンに移行して初回のスペシャルでは視聴率11.6%とまずまず。しかし翌週以降は一桁台に低迷し、2006年7月は6%台になっていた。同年8月に終了。

・『くりぃむナントカ』 (ゴールデン放送期間:約6ヶ月)
2004年10月にスタート。深夜時代の視聴率は12%前後を常にキープ。最高で14.2%を記録したこともあったのだとか。2008年4月から19時台 のゴールデンタイムに進出しますが、運悪く、人気絶頂の『ヘキサゴン』の裏へ。ゴールデンに進出してからは視聴率も5、6%前後と低迷します。そこで深夜 時代の人気企画「ビンカン選手権」や「へそくり選手権」など画で巻き返しを図るも、後の祭り。視聴率改善には至らず、2008年9月ゴールデン進出から半 年で打ち切りとなりました。

・『Matthew's Best Hit TV(マシューズ ベスト ヒット ティーヴィー)』 (ゴールデン放送期間:約6ヶ月)
2001年4月に「BEST HIT TV」としてスタート。深夜番組ながら人気アーティストが多数ゲスト出演したり、「スナックゆかり」などのコーナーで評判になり、2005年10月には ゴールデンに移行。しかし視聴率は6%台と低迷。人気コーナーだった「なまり亭」でも視聴率がとれず、その後はグルメ企画が大半となってしまい、迷走を続 けました。2006年4月に再び深夜枠に降格して継続しましたが、人気低迷に歯止めがかからず、同年9月に放送終了。

・『マネーの虎』 (ゴールデン放送期間:約1年6ヶ月)
2001年10月に関東ローカルとしてスタート。深夜ながらも視聴率は7%超の人気番組に。2002年4月にゴールデンに進出し、全国ネットとなりまし た。しかしゴールデンタイムに馴染みにくい内容であったことから視聴率は低迷。2003年10月には再び深夜枠に戻ったものの、裏番組に『あいのり』が あったことから視聴率が伸びず、2004年3月終了。

・『ワンナイR&R』 (プライム放送期間:約4年2ヶ月)
2000年10月に「エブナイ」としてスタート。2001年10月より木曜枠を「ワンナイR&R」に改題しました。宮迫博之と山口智充のユニット「くず」 のデビューがこの頃ですね。2002年10月プライムタイムに進出するものの、人気番組の『世界バリバリ★バリュー』が裏番組になったこともあって、視聴 率が低迷。2006年12月に終了しました。

・『ココリコミラクルタイプ』 (プライム放送期間:約5年5ヶ月)
2001年4月にスタートし、2002年4月にプライムタイムに進出。再現ドラマ風コントが人気を博し、視聴率は15%以上を常にキープ。一部地域では20%を超えるなど、2007年9月終了まで高い人気を維持しました。

・『笑う犬の生活』 (ゴールデン放送期間:約4年2ヶ月)
1998年10月にスタート。深夜番組でありながら高視聴率をたたき出し、1999年10月に異例の速さで日曜夜8時のゴールデンタイムへ進出。番組タイ トルも「生活」から「冒険」に変わり、その後「発見」「情熱」「太陽」とリニューアルを繰り返しながら継続。が、裏番組に『NHK歌謡コンサート』や『学校へ行こう!』、『踊る!さんま御殿!!』といった強力な人気番組があったため、視聴率は更に低迷を続けました。そんなわけで、「太陽」はわずか放送7回 で打ち切り。2003年12月終了。

・『トリビアの泉』 (ゴールデン放送期間:約3年2ヶ月)
2002年10月に関東ローカルとしてスタート。2003年7月からはゴールデンに進出し、全国ネットに。深夜時代から高視聴率を維持していましたが、 ゴールデン昇格後も最高で27.7%を記録するなど好調でした。しかし、2005年をしばらく経過した頃から徐々に視聴率が衰退し、2006年に入ってか らは2桁は維持するのがやっとという状況に。同年9月に終焉を迎えました。
『ココリコミラクルタイプ』や『ワンナイR&R』などはゴールデン進出から4年以上も続いたので、成功例と考えても良いかもしれません。しかし、視聴率が 高いというのは、言い換えれば「万人受けのする内容」ということ。お色気やマニアックな趣向は影をひそめ、老若男女を問わず誰でも楽しめる無難な内容になりますから、深夜時代のファンとしては、物足りなさを感じてしまうことも間違いありません。『くりぃむナントカ』や『Matthew's Best Hit TV』などは、未だに"深夜での"復活を望む声が多く寄せられているそうです。

さて、次に深夜からゴールデンへ移行した番組のうち、現在も放送中のものをピックアップしてみましょう。

【ゴールデンに移って、現在も放送中の番組】


・『いきなり!黄金伝説』
1998年10月に「ココリコ黄金伝説」としてスタート。その後、「ココリコA級伝説」に引き継がれ、さらにこの番組をゴールデンタイ ムに進出させる形で「いきなり!黄金伝説」が2000年4月に放送開始。しかし「伊東家の食卓」が絶頂期の頃で、視聴率は低迷。スペシャル番組で高視聴率 を獲得したコーナー「1ヶ月1万円節約生活」をレギュラー放送でも採用したことや、よゐこ濱口の「無人島0円生活」で持ち直しました。視聴率は節約生活を 中心に放送されていた時は15%以上を記録することもあったようですが、最近はさすがにマンネリ気味の感も否めず、ようやく2桁台をキープしているといっ たところ。

・『やりすぎコージー』
前身の『やりにげコージー』からリニューアルするかたちで2005年4月にスタート。現役AV女優が登場する「モンロー祭り」企画や、ほとんど一般に知ら れていない芸人の特集してみたり、深夜番組ならではの企画で人気に。2008年10月からゴールデンに進出しました。しかし、フジテレビの"月9"の裏と いうこともあって、視聴率は低迷。2009年になってからは、4%前後で推移しているようです。

・『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』
2004年10月にスタート。海水から10mの高さに渡した橋を渡る「ビビリ橋」や、10mの高飛び込みなどの企画が人気となり、深夜でありながら視聴率 は平均12%をキープ。2006年10月にゴールデンへ進出しましたが、その後はいつの間にかクイズ主体の番組になってしまい、深夜時代からのファンの期 待を裏切る結果に。しかし、新たな視聴者層を獲得しているらしく、平均視聴率12-14%を維持。スペシャルでは20%を超えることもあるようです。

・『ザ!鉄腕!DASH!!』
1995年11月に「鉄腕!DASH!!」としてスタート。1998年4月からゴールデンタイムに進出し、現在の番組名に。ゴールデン進出後も安定した人気を保っており、現在の視聴率はほぼ15%前後を維持しています。

・『ナニコレ珍百景』
2008年1月にスタート。深夜番組時代のレギュラー放送の視聴率は12%前後と高く、『グータンヌーボ』と僅差で時間帯1位を争う状態が続いていまし た。 同年10月にはゴールデンタイムに進出。深夜時代からゴールデンを意識して製作されていたらしく、進出後も内容にはそれほど大きな変更はありません。しかし、逆にそのへんが飽きられてしまっているのか、視聴率はようやく10%前後を維持しているといった程度のようです。

・『クイズ!ヘキサゴン』
2002年7月にスタート。当時の司会はフジテレビの三宅アナでしたが、。2003年4月のゴールデン進出とともに、司会は島田紳助にチェンジ。2005 年10月から現在の「クイズ!ヘキサゴンII」になりました。一世を風靡した「おバカキャラ」もさすがにマンネリ気味の感が否めませんが、それでも人気は 健在のようで、現在でも視聴率は20%前後を維持しているようです。

・『ネプリーグ』
2003年4月にスタート。放送開始当初は苦戦していたようですが、2005年ごろから脳力・常識力ブームに乗り、2005年4月には ゴールデンに進出。平均視聴率が15%前後で推移する人気番組となりました。2007年4月以降も平均15-17%で推移。現在も安定して高視聴率を維持 しているようです。
こうして見てみると、深夜からゴールデンに移っても成功する番組は、クイズやゲーム系が多いようですね。逆に言うと、コントやエロ、バカ企画などがメイン の番組は、やはり厳しいようですね。深夜からゴールデンに移ると、制作費が増えて豪華な番組作りができる一方で、スポンサーの意向が重視され、制約が多くなります。お笑い芸人がちょっとギャグを言うのにも、いちいちチェックが入るわけですね。

あと、放送時間が伸びることも、面白くなくなる原因の一つでしょうか。深夜で30分くらいの番組だったのに、ゴールデンにくると1時間番組になります。視聴者としては嬉しいようですが、作り手側としてはさすがにネタも尽きてくるでしょうから、それまでのクオリティを保つのは難しいでしょうね。

まあ、そんなわけで、深夜番組は深夜に放送してこその番組。ゴールデンに無理やり移したって失敗している例が沢山あるんですから、もう深夜番組ファンのた めにそっとしておいてもらいたいものですね。『アメトーーク』あたり、そろそろヤバそうですが…深夜番組のゴールデン進出は断固反対!?
by cpu-700mhz | 2009-03-30 16:33
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日々のニュースを中心に時々プライベートなことも書き綴ります。

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