トヨタ自動車は2~3年後をめどに、ハイブリッド車(HV)の新型プリウスに太陽光で発電した電力を走行モーターの動力源とする機能を追加搭載する。燃費の一層の向上が目的で、実現すれば太陽光を動力源とする世界初の市販車になる。
新型プリウス開発責任者の大塚明彦チーフエンジニアが明らかにした。新型は屋根に太陽光パネルを取り付けられ、搭載すればエンジン停止中でも車内を換気できる。このパネルをバッテリーにつなぎ、モーターの動力源として補助的に使う方向で開発を進めているという。
また、新型プリウスの最低価格を205万円としたことについては、「顧客層を広げるためだ」と指摘。5~6年後とみられる次回の全面改良時には「更なる低価格を目指すことになる」と話した。