日本百貨店協会(全国の百貨店94社加盟)は10日、各百貨店が同一期間に同内容の企画を展開する共同キャンペーンを実施すると発表した。こうした試みは業界で初めて。
日本百貨店協会によると、「高島屋」や「伊勢丹」など11の百貨店が、10月1日からの1か月間、洋服ブランドのクーポン券を抽選でプレゼントするなど、同一期間に同一内容の取り組みを行う。割高なイメージの百貨店に親しみを持ってもらい、集客を図るのが狙いで、業界全体の活性化を目指す。
消費の低迷を受け、全国の百貨店売上高は15か月連続で前年を下回っている。業界全体で協力することで、売り上げを前年比2ケタ増に引き上げたい考え。