ケ・セラセラ なるようになる~

「さぬきうどん科」狭き門…

景気低迷が続く中、「早い、安い、うまい」と三拍子そろった讃岐うどんに各方面が熱い視線を注いでいる。

 10日に合格発表がある香川県立丸亀高等技術学校(同県丸亀市港町)の「さぬきうどん科」(定員15人)には、リストラの影響か過去最多の37人が受験した。コンビニ業界も知名度の高さを生かし、「讃岐」を冠したうどん商品を投入し、県も小麦の品種開発に力を入れる。白く輝くうどんが不況打開の救世主となるか。

 さぬきうどん科は全国の職業訓練校で唯一とされ、今年は関東から九州までの28~61歳の男性35人と女性2人が出願。「リストラなどで応募が増えた」と担当者は分析する。3日に適性試験と面接があり、17日に入校式が行われる。

 10月9日までの53日間(計315時間)でめんの打ち方から資金繰りまで、調理と経営の両面を学ぶ。講師を務める製めん機製造会社「さぬき麺機」(三豊市)の岡原雄二社長(60)は「だしの取り方も基礎から教える。ただ、店同士の競争は激しいので、ブランドにあぐらをかいていては駄目。経営の心構えも徹底する」と忠告する。

 開講した2003年度の応募はたった19人。ブームとともに人気を集め、09年度には定員を5人増やした。これまでに受講した61人中11人が開業している。転職組の一人で、6月10日に高松市国分寺町に店を構えた石川茂樹さん(32)は「塩分や水加減など、讃岐うどんの奥深さを知らされた3か月だった」と振り返る。

コンビニ新商品知名度に手応え。

 高速道路料金の大幅値下げで、週末になると〈名店巡り〉をする観光客の行列が後を絶たない店も多い。

 そこで、コンビニ大手「エーエム・ピーエム・ジャパン」(本社・東京都)は昨年に続き、「さぬき麺業監修 冷し讃岐うどん」(340円)を6月に発売。売り上げが好調だった昨年よりもめんを25%増量し、同社広報グループは「知名度が圧倒的に高い」と手応えを語る。

 同16日に「だから さぬきうどんは旨い」(旭屋出版)を出版した製めん会社「吉原食糧」(坂出市)の吉原良一社長(52)は、讃岐うどんの将来を「安くてうまい『郷土の食堂』のイメージは、日本中に定着した。商売気のなさもいい。今後、若い世代が違った味も生み出してくれるだろう」と占う。

専用小麦開発ブランド化も 県内にうどん店は約900店あり、県民一人が1年間に食べるうどんは200玉以上。県外での人気の高まりもあり、県は学識経験者や製麺業者らと「さぬきの夢推進プロジェクトチーム」を結成し、讃岐うどん専用の小麦の開発とブランド化を進める。10月には1品種を選ぶ。

 現在流通している独自品種「さぬきの夢2000」は「光沢ともちもちした食感、風味は豪州産小麦よりすぐれている」と評価される一方、「加工が難しい」という声も。安全面から国産を望む声は強いだけに、県農業生産流通課は「小麦粉は讃岐うどんの生命線。いい品種の誕生を期待する」としている。
[PR]
by cpu-700mhz | 2009-07-15 15:30
<< マイケルさん追悼アカペラ 小林さりが「ミスマガジン200... >>



日々のニュースを中心に時々プライベートなことも書き綴ります。
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31